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年収が低い人でも住宅ローンは組めるの?

こんにちは、ネオバンカーのOffです。

先日に、下記のツイートをしました。

 

住宅ローンを組むときの最低でも確認しておきたい事項がまとまっている

良記事だったのでツイートしました。

記事内のことはクリアしていないと、そもそも審査の土台に立てません。

年収1000万超えの人でもクレジットカードの延滞履歴があると審査も通りません。

 

そんな中でも、自分の年収が低いと感じていて「住宅ローンの審査通るのかな?」

と心配になっている方も多いと思います。

 

今日は「低所得者の住宅ローン審査における年収の考え方」を綴っていきます。

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低所得の人はそれに見合った借入をすればOK

住宅ローンは自動車ローンや事業性ローンなど、他のローンとは一線を貸す特別なローンです。

年収の何倍にもあたる住宅の購入費を、一般の人が無理なく調達できるようにと、

他のローンよりも金利が低く抑えられ、家計を安定させるために返済期間も長く設定できるようになっています。

住宅ローン借りられるかどうかは収入額との相談になります。

 

低所得だから借りられないではなく、

収入に見合った借入をするという考え方が大切。

 

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それぞれの金融機関では住宅ローンの審査の最低年収を◯◯◯万円としていますが、

仮にあなたがその年収に達していなければ、基準をより低く設定している金融機関に相談したり、収入が低くても借りられるローン選べば良いのです。

※ただし、収入が低い人用のローンは金利が通常の1.5〜2倍高い傾向があります。

 

仮に収入が金融機関の審査基準を満たしていなくても、

他の基準に合致していれば貸してくれる可能性もあります。

 

契約・派遣社員・パート・育休の人は審査が厳しい

 

審査基準は、収入が多い少ないだけではありません。

アルバイトやパートのような、収入が不安定な就業形態で住宅ローンを組むのは簡単ではありません。

同様の理由で自営業者や成果報酬型の正社員、契約社員、派遣社員、フリーランスもやや不利な傾向にあります。

ただし、ローンを組めないわけではありません。

借り入れ額を少なくしたり、確定申告書3期分のコピーを提出するなどして自分の返済能力を証明できれば問題ありません。

反対に雇用上を安定している正社員や公務員も、産休・育休や病気療養なので仕事をしていないのでは収入の継続性がないと判断されお金を借りにくくなります。

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収入の高さも必要だが、安定性も重要

下記は、それぞれの就業形態別のポイントになります。

 

正社員・公務員

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毎月の給与受け取れる公務員や企業の正社員は収入が300万円台でも断トツに有利。

 

フリーランス

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売上から経費を引いた金額が収入になる。

3年間は額面が減らないように節税を控えることがポイント。

 

自営業者

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安定経営の証拠を見せる必要があります。

 

スポーツ選手

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現在の収入が多くても1年先はどうなるかわからない。

現金で購入がおすすめです。

 

産休中の公務員

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公務員は安定性抜群だが、休業中は収入がないのでNG。

 

フリーター

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短時間、短期間労働のアルバイトやパートは審査に通ることは非常に難しい。

収入=✕、安定性=✕。家を買うよりも就職をしたほうがいいだろう。

 

派遣OL

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3年以内の間接雇用なので契約社員よりも不利。

 

契約社員

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3年以内に更新する直接雇用。

専門職が多いので個人差はあるが勤続年数・収入が多いほど審査は通りやすい。

 

まとめ

年収1億円の人でも住宅ローンを借りられないことがあります。

反対に年収300万円でも借入額が収入と見合っていれば問題ありません。

住宅ローンは人生でも大きな買い物になりますので、慎重な計画をお勧めいたします。