【緊急事態】住宅ローン金利が上がったけど、誰が金利決めてるの?【銀行の内部事情】
こんにちは、ネオバンカーのOffです。
先日に、下記のツイートをしました。
住宅ローンの金利が0.05%上がって、騒ぐひとはお金を借りたらダメ。
— Off-Bank (@offbankblog) January 4, 2020
これから借りようと思ってる人は借りることを止めたほうが良い。
大手銀行が固定金利を引き上げ
大手銀行5行は30日、令和2年1月適用する住宅ローン金利を発表。
代表的な固定期間10年の最優遇金利は、三井住友銀行とみずほ銀行、りそな銀行の3行がいずれも0.05%引き上げ。長期金利の上昇などが理由。
同金利は、三井住友信託銀行が0.75%、りそな銀が0.755%、三菱UFJ銀行が0.79%、みずほ銀が0.85%、三井住友銀が1.10%となる。変動金利は据え置いた。
ワタシ的には、それでもまだまだ低金利ですね。
金利ってだれが決めてるの?
住宅ローンの変動金利は短期プライムレートっていう銀行が勝手に使っている金利が基準になっているのに対して、固定金利の金利は日本国債の金利がベースになっている。
12月の国債金利が上がったから、1月の固定金利が上昇。
なんで国債の金利が上がったのかだけど、米中関係が改善しつつある中、世界経済が落ち着いてきて安全資産の日本国債の需要が落ちたのと、日銀の金融緩和が限界に来そうで金利が上がってきているのが理由。
銀行的には金利上げてかなり儲かるの?
マイナス金利の環境下で、住宅ローンはもはや不採算分野。
中小企業向けの小口融資も全く儲からないのであまり積極的にやる意味はない。
最低限の社会使命は果たしていかないといけないが、株式会社である以上株主に利益還元をするのは大きなミッション。
マーケットに合わせて然るべき金利設定をするのは当然の判断。
団体信用生命保険をつけてさらに不採算になってます。
ただ、住宅ローンの契約があるとその先の世代にも取引が広がるというデータもあります。子や孫世代のメインバンクへの優先度が上がるんですね。
ワタシ的まとめ
そもそも新居の購入時期を、金利の動向で決める人は少数派だと思います。
住宅ローンの金利が0.05%上がって、騒ぐひとはお金を借りたらダメ。
これから借りようと思ってる人は借りることを止めたほうが良い。